私の『熊野古道』・・・何か感じる・考え立ち止まる 瞬間
2007年01月01日

世界遺産に仲間入りして
まだまだ新しい『熊野古道』。
この度 不純な動機!! (同業他社の方を訪問したついでにクジラを食べてしまおうって)から、 小冊子の撮影を兼ねて、熊野古道を歩くことになった。
私の中のミーハー魂は、世界遺産という言葉だけで、 わくわく感が120%ぐらいUPして、
朝、旅館で朝食を2杯もおかわりして、
お味噌汁をすすり、
おニューのナイキにはき替え、いざ出発したわけです。
『熊野古道』とは、実際には、京都や大阪、若山、高野、 吉野、伊勢から、紀伊半島の南にあたる熊野を結ぶ、 道のりを指しています。
ですから、特定の場所がそのような名前ではなく、 私が体験した道のりは、本当にわずかな道のりの体験でした。
今では、お伊勢さんに参詣というのは、もっぱら人気が高いですが、
その昔、中世以来、 平安の貴族様も武士のお偉方もかたや庶民にいたるまで、千年という長きにわたり、 多くの人々が歩いた大変人気のあった参詣旅行だったようです。
さて、歴史に詳しくもない私の話は、ここまでにして・・・
いよいよ上り口に到着。
この度は、男性3人女性私を含む3人が、一緒に歩く? ことになりました。
何でもそうですが、山に導かれ、心地よい風と、 光と影のミックスに皆
「やっぱり自然はすばらしいー」
「空気が違うよねー」
などと口々に、ポジティブなエネルギーをだしながら、 急激に登る入り口も、 快適になんなく軽い足取りでスタートをきりました。
どれくらい歩いたでしょうか? うちの一人が、
「ちょっと休憩ー喉が渇いたしー」 の言葉に、
皆 持っていた鞄などから、お水を出ししばしの水分補給をしました。
実は、思っているより急斜面のごろごろ石の道。 涼しい山間ではありますが、皆しっかりと汗をかき、何だか少し疲れていることにも気がついたはずです。
しかし、誰も、疲れている!!などという事もなく、 また先へ向かう道をどんどんと歩んでいきました。
まだまだ元気で、しりとりをしたり、 くだらないジョークを言ったりと笑いの中で進む中途、 先ほどからまだそんなに時間もたってないのに、
誰からともなく二度目の休憩を申し出てきた。
私は、正直「えつ!またですかー!!」 と心の中で小さくため息をつき、とりあえず、 お水をがぶがぶ飲みました。
そして、何となく先が思いやられ、
「さっ行くよ!」
と今まで以上に元気な声で今までより少し早い歩調で進みました。 このままだと、「あと、 どれくらいー」という声が聞こえてきそうで怖かったのです。
実際、自分の中にも、 自然を楽しむという快楽の部分と、 けっこう思っていたよりしんどいかも・・、という負のエネルギーが葛藤を始めていたのです。
私がただただ、ひたすら後ろも見ずに歩むものだから、 後ろの方々が口々に、
「少しペースダウンしなきゃー」
「まだ、後ろ着てないよー」
などと 心配の声が響いてきていました。
「だって、
あまり休むとかえってえらくなるものー」と私。
後ろの声なんて届かなくなるようにと、さっきよりもっと早いスピードで延々と歩きました(実際には、
気持ちだけで足はそこまであがってないかも)。
ようやく、 空と木と私と3つだけになった私には、心に余裕が戻り、
山彦ポイントでひとり「やっほー」 と大声で叫んだり、
大きな大きな木を見て、 いったいどれくらい前からここにいるのか? と思ってみたり、
歩いてきた道(うす暗くてもの悲しい)
行く道(輝いていて暖かなイメージ)
それを携帯の画像にとって眺めてみたりと、ただひたすら、 自分だけのためだけに歩きました。
そんな風で、 私の到着は、 皆よりも20分ほどはやく休憩所に到着し、誰もいないその場所で、 今まで歩いた道について想いを馳せていました。
熊野古道参考photo
その20分何を想ったか?
正直思い出せないのです。
きっと充実感にあふれ 色々な事を想ったであろうに、 忘れてしまいました。
そんなんで、 20分後に3名の2番目のグループ そして2名の3番目のグループがそれぞれの感想を述べながら到着。
「疲れたー」の言葉は、 両方のグループの合言葉として化していた。
唯一、私は、
疲れたのは、前半の皆で歩いた短い時間だけだ!
と不思議に思い、
後日、 誰かに熊野古道の土産話を興奮しながら語っていました。
そこで、一つ ある事に気づいた私・・・。
私が疲れなかったのは、
。。。歩む道のりすべてを人に合わせていないからだ。
。。。自分勝手に自分の事だけを考えていたからだ。
確かに人に合わせるのは非常にしんどい。 世の中の偉い人たち、活躍した人たち、有名な人 色々な人が、 人生を道に例える。
今回、私は、とあるきっかけから、山道を歩んだ。
スタートは、6人、
それぞれが、励まし一緒に歩き始めた。途中、 グループが分かれ それぞれがそれぞれのペースをつかんだ。
。。。。人の励ましは、 心に届くが 最後 足を上げて次に踏み出すのは自分だけ。
でも、6人が、皆で一緒に楽しく、 ゴールできなかったのは、最初の楽しかったグループをみだした私が原因だ。
この、主張からもどり、 この経験を色々な事に置換えてみた。
会社の中で、横柄になっいないか?
自分のやり方で、ペース配分を取っていないか?
周りがついてきているか?
たまに止まって、周りを眺め声かけができているか?
。。。生き方は、どんな場所、 ポジションになってもさして変わらない。だとしても、自分を知り、 その特長から学ぶことは出来るはず・・・。
そう・・・何か感じる・ 考え立ち止まる 瞬間 がある。
忙しい世の中で・・ だからこそ少し立ち止まって、 いつもある景色や物や人が違った色でみえてくる瞬間!
それが今回たまたま訪れた『熊野古道』 の道のりだった。
私は、毎日の中で、 人の命が消えていく中で悲しみを処理できずにいる方をたくさん見ながらお仕事に携わっている。
私は、感じた 瞬間 をただ、 私というフィルターを通じて、書く事しかできない。
でも、その 瞬間 が、誰かに届けばいいな!
それが私のブログの原点・・・『熊野古道』・・・。
熊野古道参考photo
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