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『悼む人』
2009年02月04日
聖者なのか、偽善者か?
「悼む人」
は誰ですか

この本との出合いは、私に影響のある人からの薦めでした。
時代の変化と共に活字離れが進み、私自身も映画愛好家として、原作より映画に頼る事もあり (物語が作られていますから)本を手に取るのはどうしてもビジネス書や哲学的なものが多い中で、強く後押しされての一冊です。
ちなみに薦めてくれた彼曰く"映画や漫画は、 絵になってしまうので想像力を邪魔する事が多いから僕は常に本を選ぶのだ"と・・・。
本を読みながら、ペースがゆっくりだったり 速まったりとしながら読むうちに、
「悼む人」は、私ではないか?
という気持ちが強くなっていった。
そして、今読み終えてみて登場人物 一人ひとりの中に自分を見つけてしまったのです。
それぞれの行動や言葉が想像力と共にその場にリンクし代弁してくれているようでした。
悼む人と
交差する人間関係
親子・親類・他人
それぞれの関係の中で、
人は自分以外のかかわりにおいてだけ唯一自身を見つけるのだ
と思えたし、
だから自分以外の誰かと生きる事を大概の人は選び生きていくのではないか
と思ったりもしました。
天童荒太さんのこの本には後書きはありません。
謝辞というもので締めくくられ、
「最後に、この物語をかけたこと、書かせてもらえたことが何より幸福でした。」とあります。
ご興味があれば、本にふれ「悼む人」に会って見て下さい。
そして、それぞれの心の中であとがきを創造してみて下さい。
私のブログを同じお仕事に従事する方が読む事はないとは思うのですが、 特に人の死に携わる葬祭関連の方々にはお勧めをする本です。
P.S. 人って自分の生活パターンをなかなか変えられないものだと思いますが、
他者の声に耳を傾けたまには例外のを作ってみるのもいいかもね・・・。
この本の出会いに感謝します。
薦めてくれたT・Hさん。ありがとう。(これはいつものありがとうとは別だよ)
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